心と体のバランスを保つ
(ほぼ)日刊語録
受付は7月初旬 http://www.m-bbb.com
今回も新たなライナップ、そして身体の可能性をお伝えできたらなと思います♪
お盆前のお忙しい時期ですが、是非ご予定下さい。
★【詳細、お申込みは】→ http://www.m-bbb.com/news/391
※23日 特別講座とひもトレ講師陣座談会の枠は満席となりました。
23日前夜祭、24ひもトレ祭はまだ枠がありますが、できるだけお早めにお申込み頂ければ幸いです。
ヒモトレは、トップアスリートのアドバイスや指導の際に、
バランストレーニングの一環として開発した方法のひとつである。
やり方は非常にシンプル。
丸ひもを一本使い、ひもに任せて動いたり、ひもを体に緩く巻くだけ。
しかもスポーツ選手から子供、高齢者まで同じやり方。
カラダの反射、反応を引き出すキッカケとなるのがヒモトレなのだ。
通常トレーニングというものは、負荷やプレッシャーをかけ、
それに耐えうる体を作るのが目的である。
しかし、ただ耐えるだけでは、ケガの原因を作ったり、
パフォーマンス向上を阻害したりする。
実は、受け手側は負荷やプレッシャーの中で、自分の自由度を如何に失わないかが、
無駄なケガをせず、パフォーマンス、メンタル面などを高める為の最も大切な要素となる。
負荷やプレッシャーのかけ方は、様々研究されてはいるが、
その中でどう自由になるかについては、メンタルや概念的に論じられることはあっても、
運動学的に論じられておらず、未だに個人のセンスに委ねられているようである。
当然プレッシャーを与えることは、競技に限らず大切だが、
単にそれに耐えることだけになってしまうと、色々と問題も生じてしまう。
この価値観は、スポーツだけではなく『健康や教育』や『生活の土台』になっていることは
大きな注目点でもある。
ヒモトレがアスリートから一般、子供、高齢者、カラダが不自由とされる人まで、
同じやり方でそれぞれ変化を見て取れるのは、この土台にアクセスしているからだと言えるだろう。
ヒモトレやバランストレーニングは、その受け手の自由度(最も根本に近いところ、方向性)を
知る新たなツールだと位置付けている(役割である)。このことをまずは理解して頂けると、
更に広い視点でヒモトレを活用して貰えるのではないかと思う。
そもそもこの会をスタートしたキッカケは、
今回も特別講習会の講師を務めて頂く、
善通寺養護学校教諭の藤田五郎先生との出会いである。
ヒモトレを導入してからの子供達(脳性麻痺や筋ジストロフィー、発達障害、引きこもりとされる子供達)の変化が、
今までになく画期的であったこと、場合によっては複雑な技術を用いずケアできるようになったことによって、
より質の高いスキンシップがとれるようになったという臨床報告を受け(詳しくはヒモトレ関連書籍やウェブサイトをご覧ください)、更にその変化は関わる人達にもより良く派生していくという、ヒモトレ独特の影響も出てきた。
藤田五郎先生 インタビュー
https://shimoa.wixsite.com/himotore/untitled-cy60
藤田先生から「ヒモトレによって今すぐ人生が大きく変わる子供達がまだまだ沢山います。だからこのヒモトレを必要とする多くの人達に是非届けて欲しいです」という言葉をかけてもらった時に、
自分の手元から手放そう、つまり必要とする人に伝えたいという思いが強くなりました。
それを機に、この「ヒモトレから観る身体の可能性」と題して、藤田先生をゲストとしてお招きし、
開催したのが会の始まり。
あれから3年が経ち4年目を迎えたのが今回の「第4回ヒモトレから観る身体の可能性〜ひもトレ祭」
多くの人がヒモトレを実践してくれたことで、最初は説明出来なかったことが、
様々なジャンル、プロの人達、症例を通して、
伝えられるようになった今、またそれを皆さんに感じとって頂ければこれ以上の喜びはありません。
ヒモトレを活用している方(★特に指導的立場の人達)は、
ヒモトレ的価値観をより良く広げて行くためにも是非ご参加頂ければ幸いです。
今回も様々なジャンルのプロフェッショナルに集まって頂きました。
皆さんそれぞれが1日講座を持てるような方々。
それを1時間という短い時間に凝縮し贅沢過ぎる内容となっています。
藤田五郎先生の特別講座を皮切りに、ヒモトレ座談会、ヒモトレ基礎、
子供・教育、介護・医療、ヨガ&ヒモトレ、書道&ヒモトレ、仏教・武術、真ん中を語る会、
と全9講座!★【詳細、お申込みは】→ http://www.m-bbb.com/news/391
参加費も非常にリーズナブルとしました。
講師陣関連書籍やひもトレ、ananなどの雑誌などで活躍するデザイナーによる
Tシャツも販売しますので、こちらもお楽しみに!
まずはヒモトレを体験し、自分自身のカラダと向き合い、カラダの声を感じてみてください。
多くの人達にご参加頂ければ幸いです。
バランストレーナー小関勲
9/23(日)、24日(祝月)
第4回ヒモトレから観る身体の可能性 〜ひもトレ祭’18〜 http://www.m-bbb.com/news/391
開催場所 23日 江東区総合区民センター・24日 ティアラこうとう
★【詳細、お申込みは】→ http://www.m-bbb.com/news/391
武術はスポーツと違い、人が作ったルール以前の身体の構造や反射機能など、既に備わっているルールの中で、
人間がいかに様々な状況に対応していけるかを探求していく世界です。
そんな根本的なカラダの仕組みを知る(体感する)ことで、スポーツや介護術でのケガのないカラダや
パフォーマンスの向上に役立ったり、音楽などの表現が大きく変化するためのヒントとなり得る講座です。
心身を如何に使うかという工夫は、今まで武術とは無縁と思われた方々も、
講座に出られれば目からウロコが落ちる思いをされることでしょう。ぜひ体感してみてください。
ご参加をお待ちしております。
●7/15(日)スポーツクラブジャンプ 2階カルチャールーム http://scjump.com
〒992-0012山形県米沢市金池7丁目6番地11
●時間 開場13:00-開演13:30〜15:30
●参加費 3000円(学生1000円)※当日徴収させて頂きます
★お申込みは→
https://ssl.form-mailer.jp/fms/dcb7bdc9579032
★お問合せ→ kablabo@gmail.com
主催 小関アスリートバランス研究所小関勲・協賛 スポーツクラブジャンプ
【甲野 善紀Yoshinori Kono プロフィール】
武術研究者。1949年東京都出身。1978年松聲館道場を設立。日本古来の武術を伝書と実技の両方から研究し、その成果がスポーツ、楽器演奏、介護、工学等から注目を集め、日本各地のみならず海外からも指導を依頼されている。2007年から3年間、神戸女学院大学で客員教授も務める。著書に『表の体育 裏の体育』(PHP文庫)、『剣の精神誌』(ちくま学芸文庫)、『できない理由は、その頑張りと努力にあった』(聞き手・平尾 文 PHP研究所)など多数。最新刊に『ヒモトレ革命』(小関勲共著、日貿出版社)。
★お申込みは→
https://ssl.form-mailer.jp/fms/dcb7bdc9579032
協力・治療家 高橋透(Touru Takahashi)
城南治療室 院長 韓氏意拳教練
治療家としての技術は随一。柔道整復師、カイロプラクター、オステオパシーを学び、山形市を拠点とし、現在は身体を観るプロとして全国でも活動をしている。トップアスリートから子供までジャンルを問わず、治療からカラダの使い方まで指導する。
協力・大友勇太(Yuta Otomo)
中京大学体育学部を卒業し、神戸市須磨の藤田整形外科・スポーツクリニックでトレーナーとして2年半勤務。2010年4月にアメリカのコロラド州ボルダーに渡り、Rolf Instituteにて、ロルフィングを学び始める。Unit1、2を終え、2011年9月からはブラジルでUnit3を受ける。同年11月にRolfer及び、Rolf Movement Practitionerの認定を受ける。
2012年1月より、神戸の岡本にて、Rolfing House festaを始める。http://www.rolfing-festa.com/profile/
運動能力だけではなく、様々な能力を引き出すには、
カラダに対してどのような集中(集注)であるかが大きなポイントなる。
もしかしたら夢中になると言ったほうが、
しっくり来る人もいるかも知れない。
小さいころ友達と遊び回った記憶は誰にでもあるだろう。
時間を忘れて気づいたら帰る時間をとっくに過ぎていたり、
かくれんぼで何分も窮屈なところでじっとしていたり、
服や髪の毛が汚れるほど虫取りに夢中になっていたり、、、。
その時「具体的にカラダ」に注目していた人は少ないはずである。
すべてその瞬間瞬間の出来事に没頭していることが、
同時に自分のカラダに集中していることであることなのだ。
と、その関係性をフッと文字化にしてみたいと思った。
そして出来事の関係の中で運動能力は引き出され、深化されていく。
例えば、川遊びで不安定な岩の上に立ったとき、
バランスを保つためにどうしたらいいかを試行錯誤する。
岩のどのあたりに立つと良いのか、どんな感じで足を置くのか、
バランスが崩れても別の岩に飛び乗れるかを把握していたり、
もし川に落ちても流されたりしないか、
服が濡れるのをどのくらい最小限で抑えられるかなのど。
そしてそういった可能性を携えつつ、
そうならないように不安定な岩に立つことに挑戦する。
思考も含めたカラダ全身で考える。
こうやって運動能力が養われ、引き出される。
大人になるにつれて、自分に注目すること、実感すること、意識を向けることを教えられるが、
これは偏ったカラダを育ててしまうことがあるということ。
確定した条件や環境の中で育まれる身体性ではなく、
不確定な条件や環境に育まれる身体性に
集中のヒントが隠されている。
僕は田舎育ちだから、こういった例で紹介したが、
みなさんが経験した夢中に照らし合わせて思い出してみ欲しい。
バランストレーナー小関勲
http://www.m-bbb.com
#ヒモトレ #ひもトレ#ココロのバランスボード
山形Gura オープニングイベントにて
2016年6月16日
新装改訂版 ヒモ一本のカラダ革命 ヒモトレ 出版
お陰様で「締めればカラダが動き出す~ヒモトレ」が改訂版として
再出版されることとなりました~パチパチパチ~♪
タイトルは「ヒモ一本の身体革命 健康体を手に入れる! ヒモトレ」です!!
ヒモトレの進化に伴い、書籍の方も増刷ではなく新装改訂版として
新たなヒモトレバリエーションが追加され、加筆修正された内となっています。
初期版のヒモトレを読んで下さった方もまた違った雰囲気を味わえるかと思います。
付録のヒモがなくなった分、価格帯もお求め安くなりました。
6月16日からの発売となります。よろしければご予約頂ければと思います♪
さて、バランストレーニングの一環として2009年より始めたヒモトレですが、
今ではトップアスリートだけではなく、
様々な分野の方々に愛用、活用頂けるようになりました。
もちろん、内容やお伝えしていることは今までと何ら変わりはない
のですが、主体性(興味や好奇心)を奪わないことと、持続性があることで、
ヒモトレから新たな身体性を見出す・体感することができるのだと思います。
また、それが無自覚(意識ではなく、身体に直接アプローチする)に
なので、寝たきりの方がヒモトレをキッカケに今では元気に歩いてい
るという報告も沢山頂きます。
このようにヒモトレは驚くような効果や奇跡的な効果を発揮していま
すが、それらはすべて副産物であり、求めるところではありません。
そこを求め始めると、実は身体の様々な歯車が狂い始める
のです。
例えば、同じことをAさんがが言っている間は問題がなくても、
同じことをBさんが言い始めると問題が起こる、ことがよくあります。
他人に評価して貰っているのはいいけど、自分でそれを言ったら
事実であっても、おかしくなることがあります。
その事に対してどれだけ正当でも誰が口にするかで意味やハタラキが
全く変わってくるのです。
「卵が先かニワトリが先か」ということも同じで、現段階でどちらが
先と限定した瞬間から、様々な矛盾が生じます。
それと似たようなことが沢山混在しているのが、私達のカラダ
なのです。
ヒモトレはすべて
「身体の偏りを外し(薄め)バランスを整える」。
この一点だけを注視して設計してきました。
ですから、動けるようになる、痛みが取れる、歩けるようになる、
力が出る、などといったことは目的としていませんし、
あえて外していると言った方が妥当かもしれません。
言い換えると結果までの過程を埋めるのがヒモトレとなります。
そして、結果的にではありますが、
それらの変化を感じることができるのが面白いところなので、
多く人が実感や効果を感じてくれている所なのでしょう。
ヒモトレの場合その効果や変化は私の予想をはるかに上回るので、
それはそれで凄いのですが(笑)。
また、なかったものを鍛えるとか加えるとか増やすことによって、
その変化が生まれたのではありません。
等身大の動き、等身大の痛み、等身大の感覚、等身大の出力、
等身大のハタラキが、ヒモトレを通して観えてくるだけなのです。
つまり、マイナスになっていたところをゼロやニュートラルに戻った
ということです。
意外かもしれませんが、等身大の〇〇ってそんなに違和感や不自由さがないんです。
むしろ心地よい・・・。
ヒモトレそんな位置づけなのです。
ですから専門の方々が専門的にではなく、専門外の取り組みとして
気軽に効果的に実感してくれるのだと思います。
それでも何で?どうして?変化するのか知りたい方や具体的な使い方など、
ヒモトレの本や「心とカラダのバランスメソッド」学研 を一読頂くか、
講習会やワークショップにご参加頂ければと思います。
少~しヒモトレが注目され始めているので、ヒモトレに関するポイントを
改めて書いてみました。よろしければ参考にしてみてください。
バランストレーナー小関
この度宮城県の山中(七ヶ宿)にて、武術研究家の甲野善紀先生と初めてコラボ講習会を開催しました。
甲野先生から「コラボで如何ですか」と声をかけて頂いたことがキッカケですが、
十数年前に興味本位で甲野先生の稽古会に参加したことを機にご縁ができ、またこのご縁を大切にし続けられたことに
私自身とても感慨深い日となりました。
会の開催には「すみやのくらし@七ヶ宿」の佐藤光夫さんや奥様の円さんが中心になって企画をしてくださいました。
甲野先生は場所も場所ですから、4~5人と少人数でも興味のある人がいればやりましょう。と言われており、
私もそれはそれで楽しみにしておりました。
佐藤夫妻の人徳もあり、集まってみればその十倍以上の60名ほどの参加者となりました。
七ヶ宿の豊かな自然と相まって、講習会のタイトル通り「カラダを豊かにする講習会」となったかと思います。
甲野先生の術理にしてもバランスにしても本来ある身体を見て行くことを主眼として皆さんそれぞれが
自分の身体を工夫できていたのではないかと思います。
気付いたことを持ち帰り、良く分からなかったことは次に挑戦して行けばよいでしょう。
あとはそれぞれの日常という実践の中で試して頂いたとき徐々に自分の身になっていくことと思います。
バランストレーナー小関
書籍 「心とカラダのバラスメソッド」 学研 でも書かせて頂きましたが、
以前、ラグビー日本代表の選手がバランスボードを乗っていていた時の話です。
選手:「この感覚をどうしたら保ち続けられるのですか!?」と質問を受けました。
すかさず、
小関:「流すことです」とアドバイスさせてもらいました。
良い感覚も悪い感覚もとにかく流すこと。
流すことで悪いものは流れ去り、
良いものには乗ることができるのです。
これは観念的なものではなく、
実際の運動感覚として持たなくてはなりません。
良いものでも大切にし過ぎれば、新鮮さを失います。
もちろん悪いものに囚われれば、そこからは離れられなくなります。
そう考えると、
運動とは実は良し悪しの問題より、滞ること、つまり流れが失われるが何より問題となります。
その原因となるのが思考と体のズレなのですが、ここでは詳しく説明する必要もないでしょう。
まずは実践的に「良いも悪いも流す」をやってみてください。
実践から難しい方は、冷静に実践できるバランスボードから始めてみるのがおすすめです。
是非、「流す」感覚を掴んでみてください。
きっとやるべきことに「夢中」なることができるはずです。
バランストレーナー小関
※写真は千葉ライフル射撃協会主催の講習会にて
Q バランスが崩れやすいところはどこ?
A 自分が大事にしているところです。
自分が大事にしているところは、つい過ぎるものです。
サッカーのシュートチャンス!
ボクシングのトドメのパンチ!
バレーボールのアタックチャンス!
野球のホームランを狙えるようなチャンスボール!
バランスボードだって、乗れた!と思った瞬間崩れてしまう。
ただしこれは半分正しいが半分は間違っている。
結果に結びつく最後の行為(動作)ではあるが、それまでの過程の一部でしかない。
つまり最後の行為(動作)には必要以上の意味づけや力、感情は必要なく、それがむしろ逆効果となる。
先日、全国優勝を目指す中学女子バスケットボール部の指導をさせて頂いた。
スリーポイントシュートなど距離が遠くなるとバランスが崩れる問題があったが、
これは簡単に解決した。
届かないから腕で強く押し出すのではなく、
まず、それによってバランスを崩していることを自覚してもらい、
スムーズな動きと安定性に注目して貰った。
前述した運動過程を整えただけだったが、
軽くやっても十分届くようになって、更にボールコントロールも高くなった。
あとはその感覚を大切にしなくてはならないが、
実際に自分が自分に実証して、同時に身体中に駆け巡った感覚があれば、
身に付けるのも難しくない。
大事にしているからと言って、
本当に機能しているかは別問題である。
そう捉えると大事なところの崩れは意外に多いかもしれない。
自分が大事に大切にしているところを冷静に検証してみるのも良い機会ではないだろうか?
今回は善通寺養護学校教諭の藤田五郎先生をスペシャルゲストとしてお招きし、養護学校に通う子どもたちの実際の変化とその可能性についてお話頂きます。もちろん実技型講習会やQ&Aの時間もございますので、じっくり吸収して頂ければと思います。
◆主な内容
・バランスが身体能力を引き出す。~取り組みのキッカケやポイント。
・藤田先生の養護学校での生徒たちへの取り組みとその変化について。(写真や動画にて)
・機能障害、脳性麻痺を抱えている子供たちへのアプローチ、具体例の紹介。
・全体性について~運動の前提条件を考える。
・ヒモトレやバランスボードの使用方法、具体例の紹介。
・ケガやパフォーマンスを高めるためには。
・Q&A
【1部】善通寺養護学校 藤田先生による取り組みとその変化について(進行・対談役:小関)
▼動きにくい側(患側)を動く側(健側)の動きを誘導してくれます。
続けることで、動きにくい側が動き始めます。気持ちの面での変化もあります。
バランストレーニグには、まだまだその可能性が隠れているように感じています。理学療法や作業療法に関わる方がたくさん来ていただければと思います。
様々な角度からのご意見がいただければ、今後の指導の参考になるかと思います。昨日も、作業療法士の方がヒモトレ実践を参観してくれました。
とても興味深く感じられたようで、ヒモトレを取り入れてみたいということでした。授業場面でも、変化が見られています。そのあたりもお伝えできればと思います。藤田五郎
【2部】小関×藤田 実例や実践を交えた講習会
▼動きはどんな感じて行うかで運動の質が大きく変わります。
感じが変わると同時にそれに伴う身体の機能や働きも変化していきます。
感じ方には間違いはありませんが、それが身体の反応や反射を起こしやすい状況なのかは別問題です。
一般的にはそれは個々のセンスに任されてしまいやすいため、なかなか見えにくいものでしたが、機能的な動きに伴った運動感覚をバランスボードやヒモトレを通して検証して頂ければと思います。
単に養護学校や体が不自由な人、高齢者(介護者)たちへのアプローチではなく、スポーツトレーニグや運動業界全体に広く伝える内容かと考えております。是非一度ご体感頂ければ幸いです。小関勲
●日時:2015年7月12日(日)
受付13:45/開演14:00~17:00
(1部14:00~15:20 2部15:30~14:50)
●会場:東京YMCA東陽町ウェルネスセンター 視聴覚室
東京都江東区東陽2-2-20(東京メトロ東西線東陽町駅徒歩5分)
TEL. 03-3615-5566
※講習会の内容についてはマルミツにお問合せください。
●参加費:1部 6,000円(14:10~15:30)
2部 6,000円(15:30~17:00)
通し参加 10,000円 事前振込みとなります。受付後メールにてご案内します。
(*学割 通し6,000円/各4,000円 受付にて学生書をご提示ください)
⚫︎問合せ、申込み
http://www.m-bbb.com/news/#news_41
◇善通寺養護学校 藤田五郎先生より
現在、善通寺養護学校で、子供達の心と体への支援を行なっている藤田です。日々、肢体不自由児のみならず、発達障害や精神疾患の子供達と関わっています。今回は、日々の授業に取り入れているヒモトレとバランスボードの活用の事例を報告させていただきます。子供達からは、日々新たな発見を得ることができています。バランスは、心と体をつなげる課題として、自分自身を見つめ直すものになっています。自分自身へのイメージが薄い子供達にとって、自分への気づきを生み出すことができています。今まで、がんばらせてバランス課題を取り組ませていたところがありました。
しかし、小関先生のヒモトレと出会って、がんばりすぎずに「いい塩梅」で合わせることの重要性を実感しました。ヒモやバランスボードを使うことで、子供達の見えにくかった小さな力(自らの自発的な力や可能性)に気づくことができました。ちょっとした支援で、子供達の能力を引き出し、引き伸ばすことがヒモトレにはできると感じています。
子供達も、自分の可能性を感じ、自分自身への自信を高めることができています。今回は、子供達の変化を写真や動画で見ていただきたいと思います。ちょっとした支援が、子供の能力を引き出しています。また、動きにくさの改善や人との関わりへの意欲の向上につながることをお伝えできればと思います。体に麻痺があっても、体はつながっています。
動きにくい側(患側)を動く側(健側)の動きが誘導してくれます。続けることで、動きにくい側が動き始めます。気持ちの面での変化もあります。
バランストレーニグには、まだまだその可能性が隠れているように感じています。いろいろな分野の方々とヒモトレの可能性を考えていけたらと思っています。様々な意見が、また次へのステップにつながるものと考えています。今回、見ていただく写真等で感じたことを教えていただければと思います。そのご意見を参考に、また子供達への新たな支援方法を考えていきたいです。どうぞ、よろしくお願いします。
▼ヒモトレ特設ページ→藤田先生インタビュー http://shimoa.wix.com/himotore#!/cy60
◇ラグビー元日本代表 平尾剛さんからコメントを頂いております。
以前大阪で開催された藤田先生とのコラボ講習会にもご参加頂きました。
【コメント】
初めて講習会に参加し、心のバランスボードに乗ったときはなにがなんだかわかりませんでした。
あまりに手応えがないことに驚いて言葉が出なかったんです。
実感が湧かない。
心のバランスボード以外にも乗ってみましたが同じです。
不安定な状態におかれ、平衡感覚が揺さぶられることへの刺激は感じましたが、これがどのようにして身体を整え、
鍛えることになるのかが一切わからない。
ただ、とても心地よかったことだけは憶えています。
どこか「なつかしさ」を感じました。現役時代のいつかに経験した体感が思い出されたのだと推測されますが、
具体的にそれがいつなのかははっきりしません。ただ漠然となつかしい。その後しばらくして試したヒモトレも同じで、
なぜだかよくわからないのですが、とにかくなつかしいのです。
今となればこのときのこの実感が、すべてを物語っていたのだと思います。
ボードに乗っているとき、あるいはヒモを巻いているときは自らの身体に意識を向けて感覚を探ります。
「こうかな、ああかな」と試してみる。
快か不快か、自然か不自然かを探る。こんなふうにして「どんな感じなのか」を探るとき、言葉はいりません。
むしろ邪魔になる。
思い起こせば幼児のときの僕たちは、例外なくこんなふうに自らの身体を使ってきました。ハイハイからつか
まり立ちに至り、やがて歩き、そして走る。誰から教えられることもなく感覚を探りつつ僕たちは今まで成長してきた。
とすれば僕たちは身体の使い方を、その成長のさせ方を既に知っている。ただ忘れているだけなのです。
身体はこうすれば活性化するんだった。これを思い出させてくれるのがバランスボードやヒモトレです。
言葉を手放して乗ってみる、あるいは巻いてみる。言葉を介さず身体そのものでわかることの「なつかしさ」を、
ぜひ味わってみてください。なにかが確実に変わります。
平尾剛
【プロフィール】1975年大阪生まれ。同志社大学卒業。三菱自動車工業京都、
神戸製鋼コベルコスティーラーズに所属し、第4回ラグビーW杯日本代表に選出。2007年に現役引退。
現在は神戸親和女子大学発達教育学部で講師を務める。主な著書に『近くて遠いこの身体』『ぼくらの身体修行論』(共著)
◇カメカメ企画 代表亀田女史よりコメントを頂いております。
藤田先生が見せて下さった映像には、自分でヒモを結ぶことができない状況の子供たちが、ヒモを結んでもらえれば驚くほど身体に変化がおこり、笑顔が自然にあふれていました。ヒモを結ぶだけで、一瞬にしてその人がもともと持っているちょうどよい状態に引き戻してくれる、バランスボードや一本のヒモから広がる可能性を信じていろんな人たちに伝えていかれた藤田先生のお話しも素晴らしくご参加されたみなさんも興味深そうに聞いておられました。初めての試みには、理解が得られにくいのは世の常ですが、それでも臆することなく、気負うことなく、自分が楽しんでいるとじわじわと伝わっていく。伝え方広め方をあれこれ案ずるよりまずは自分が試み楽しむことだというとても大切な事をも気づかせて頂きました。
http://www.honu-tortuga.net/mokuromi/
【プロフィール】Honu-Tortuga(カメカメ企画) 代表 亀田治代
身体使いのスペシャリストさんと参加されるみなさんとのご縁をつなぐ美味しい講習会をお届けしています。
主催:MARUMITSU、小関アスリートバランス研究所
協力:TCアカデミー
協賛:ONYONE
⚫︎問合せ、申込み
http://www.m-bbb.com/news/#news_41
※写真提供 Honu-Tortug(亀亀企画) http://www.honu-tortuga.net/